2014年2月27日木曜日

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ: シヴァラトゥリを目前に控えて

「シヴァラトゥリとは何でしょう? シヴァラトゥリとは知性を抑え、
魂を神様に没頭させることを言います。これがシヴァラトゥリです。
これがシヴァラトゥリの本当の意味です。それはあなたを高め、
あなたの奥深くにある物を呼び起こします。」

ーシュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ

バクティ・マルガのファミリーは、シュリ・ピタ・ニラヤに
おけるシヴァラトゥリの祝祭が、2月28日の新月の
夜に行われるのを楽しみにしています。
祈祷、バジャン、キルタン、踊り等一晩中、
翌日の朝まで続くことでしょう。
私達のイベントチームはこの期間中、皆が楽しめるように気を
配っています。人がどのくらい来るか知ることは、私達の準備上大変役に
立ちます。参加希望者は、事前に次のリンクを通して登録することを
お願い致します。2014年シヴァラトゥリの申し込み

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダは、参加者の誰もが神を讃え、神を祝う
機会を得ることを願っています。又それとは別に祝福され、
寄付する余裕のある人達は、この期間中にするようお勧めします。
私達のファミリーが、これからも共に神様の栄光を祝うことが
出来るように励みましょう。ありがとうございます。

2014年2月18日火曜日

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのダルシャン 2月15日、 シュプリンゲン、 ドイツ


ここに先週土曜日のダルシャンの写真を載せます。
スワミ・ヴィシュワナンダは些細な事でも話し相手になります。
スワミ・ヴィシュワナンダは翌日信者の待つマウリティウスへ飛び立ちます。
写真など手に入り次第、又すぐにお知らせします。

2014年2月11日火曜日

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのダルシャン サルヴァドール、ブラジル

ブラジル2週間のツアーの最後は、サルヴァドールのダルシャンです。
グルジはダルシャンでは話をしないことになっていましたが、実際には
一時間近く話し続けます!
テーマは愛と献身(バクティ)です。グルジは聖女ミラバイの話を少しした後、
クリシュナの若い時の友達スダマのことを話し始めます。
スダマもクリシュナもまだ若い時のこと、学校が引けると二人は森へ散歩に
行きます。彼等の先生の奥さんがスダマにあられを少し渡して、もし散歩の
途中でお腹が空いたら、二人で分けて食べるように言います。クリシュナは
森でマンゴの木を見つけ、その実を取ろうとしてよじ登ります。
そうこうしているうちに、スダマはお腹を空かして、一人であられを食べ始めます。
するとクリシュナはスダマが何かかじっているのを聞いて、一体下で何を
食べているのかと訊きます。スダマは寒くて、歯がガチガチ鳴っているのだと嘘を
つきます。彼等が再び学校へ戻ると、クリシュナは先生の奥さんに「僕とってもお腹が
空いたんだけど、何か食べる物ある?」と訊きます。彼女はびっくりして、
すぐスダマにあのあられはどうしたのと訊きます。そこでスダマが
一人で全部食べてしまったことを白状すると、彼女は彼が
いつまでも貧しい人間でいるだろうと怒ります。時は経ち、クリシュナは
マトゥラの王様に、スダマは奥さんと何人かの子供と一緒に
小さな小屋に住む、貧しい人間になります。
ある日スダマは奥さんにクリシュナはかつて彼の一番の友達であったことを
話します。すると彼女は「もしそれが本当なら、彼の所へ行ってお願いするといいわ! 
私達はこんなに惨めな暮らしをしているのですもの、本当に王様のお助けが必要よ!」
彼女が余りしつこく言うので、彼はマトゥラヘ向かって旅に出ます。彼が出発する前に
奥さんは一袋のあられを手渡して、それをクリシュナに勧めるように言います。
スダマは長い旅路の末、ようやくマトゥラの宮殿の門前に出ます。すると番人が
やって来て、何の用だと尋ねます。勿論彼は、自分はクリシュナの友達だから、
彼に会いに来たのだと答えます。番人はこの恥知らずな要求を聞いて、
彼を嘲ります。「こんな格好をした奴がどうしてクリシュナの友達だと言える? 
ハハハハ!」ところがスダマは一向に譲る様子がなかったので、番人は
クリシュナに直接訊いて、この問題を片付けることに決めます。
クリシュナは丁度この時8人の奥方のお相手をしていますが、スダマという名を
聞くと、座り直して番人に訊きます。「今何と言ったかね? 誰が来ているって?」
番人は繰り返します。「スダマ様が来ておられます。あなた様にお目に
かかりたいということです。」クリシュナは椅子から飛び上がって、
門前へと急ぎます。そして昔馴染みの友達を見ると、物も言わずに彼を
優しく抱きしめます。 そして痩せて弱々しい友を抱いて宮殿の中へ戻り、
「君は今日はもう充分歩いたから」と言って、皆が驚いて見守る中を、
部屋に入るなり、王座に座らせます。そして水と食べ物を持って来させ、
名誉ある来客が家に足を踏み入れた時の習慣に従って、彼の足を洗い始めます。
クリシュナの友に対する愛情は、水を全く必要とせず、全てを自分の涙で
洗い流したほど大きな物でした。この場面を見ていた人達は皆心底から
驚いてしまいます。主クリシュナにこれほどの感情と愛を呼び起こ
したこの男は、一体誰だったのでしょう?
昔馴染みの友の足を洗い終わると、クリシュナはスダマがベルトに
下げているあられの袋に気が付きます。スダマはそんなにつまらない物を
王様にあげるが恥ずかしかったので、隠して持っていたのです。
ところがクリシュナは彼の持っていた物をどうしても見たがったので、
スダマは彼に袋を渡します。クリシュナはあられを手一杯掴んで、一気に
食べてしまいます。この一握りのあられで、クリシュナはスダマに、
もうこれから先決して何かに欠けることのない人生、又その人生で
成功する為の全てを与えます。そして二回目に再び手一杯のあられを
取って食べ、スダマの前世と来世のカルマの全てを清算し祝福します。
そしてクリシュナが三回目にもう一度手一杯のあられを掴もうとすると、
ルクミニ(クリシュナの妻の一人、ラクシュミの顕現体)が現れて、
これを止めます。「主よ、あなたが三度目に手一杯召し上がると、あなたは
ご自分のヴァイクンタ(天国)さえあげてしまわれることになります。
ところでヴァイクンタはあなた一人の物です。あなた以外には誰も
所有することが出来ません。スダマは何と言っても人間です。何が
あろうとも!」クリシュナは彼女の知恵を認めてぐっとこらえます。
そしていよいよスダマが帰る時になると、クリシュナは彼を抱きしめて、
再び有り余る程の愛を注ぎます。スダマはこれら全ての出来事に圧倒され、
又畏敬の念に襲われて、何の為にクリシュナを訪ねて来たのかさえ忘れて
しまいます。彼は自分と家族が生き延びる為に、お金と食べ物を
下さるようお願いすることさえ忘れてしまったのです!彼はこうして
手ぶらで家に帰ったら、奥さんは一体何と言うだろうかと考えます。
長い道のりの末やっと家に辿り着いたスダマは、前自分達の
小屋が建っていた所に、今や巨大な宮殿が建っているのを発見します。
彼が今迄に一度も見たことがないような素晴らしい宮殿です! 彼は番人の
所へ行って、近くに小さい小屋を見なかったかと訊きます。ところがその番人が
答えようとするよりも前に、スダマは自分の奥さんと子供が素晴らしい衣装を
身につけて、宮殿の入り口から出て来るのを見ます。彼等は輝くような微笑みを
浮かべて彼の方へ走って来ます。やっとのことでスダマは
クリシュナのした事が分かります。彼は心の底から神様にお礼を言い、
それからは大変正直な、シュピリチュアルな人生を歩み始めます。これは私達に
人生に何が起ころうと、どんなに苦労しなくてはならなくても、神様を
心から愛していれば、神様は何でもして下さるということを示しています。
彼は神様に何もお願いしなかったのに、又何をどのようにお願いしたらよいの
か分からないまま、全て想像出来る以上の物を授かったのです。