2016年8月27日土曜日

パラマハンサ・ヴィシュワナンダの御足へのプージャ


<吉祥寺>

日にち:2016年8月28日(日)
時刻:13:00~14:30
料金:無料
申し込み:不要
場所:アートスペース水音
(京王井の頭線:
吉祥寺駅、公園口/南口より徒歩8分
アクセス:井の頭公園内七井橋を渡り切り左折、右手玉光神社と花の教室の間の階段を上がる。玉光神社の斜め前、地下1階 『水音』
地図:
http://ameblo.jp/mizunooto888/image-12165860835-13660654716.html
〒181-0001 東京都三鷹市井の頭4-3-17 B1

プージャは、遍在である神を、外側の神として崇めることで、自らのハートに宿る神を目覚めさせる儀式です。

バクティ・マルガやパラマハンサ・ヴィシュワナンダを全くご存知ない方でも、お気軽にご参加くださいませ。

2016年8月25日木曜日

バガヴァッド・ギーター・コース:第6日目



「あなたが夜眠りにつく時、もしたった1分あるなら、目を閉じて『ありがとうございます』と神に言ってください。『神よ、私に与えてくださった一日に感謝いたします。私に与えてくださった全ての体験に感謝いたします。あなたはいつも私と一緒にいてくださいます。私はこの1日を、あなたの蓮華の御足にゆだねます。」とても簡単です。深い信頼を持って目を閉じ、神の御足をイメージし、彼の御足に全てのものを置きます。- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月21日

バガヴァッド・ギーター・コース6日目は、特に重要な日でした。この日、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、第12章「バクティ・ヨーガ」- 献身の道 を扱かったからです。第12章に加えて、第13章と第14章にも解説をしました。


第12章

アルジュナは、クリシュナの宇宙の姿を見て、深遠な教えを聞いた後、彼は、献身の道または知識の道、どちらが最良の道か知りたがります。アルジュナは、非人格的な神として神に近づくのがいいのか、または個人的な神として近づくのがいいのかと尋ねます。クリシュナはバクティ・ヨーガの章で、真の帰依者が備えている様々な質について、いかにこれの性質が、人を彼にとっての愛しい存在とするかを説明します。


「私の帰依者たちは、彼らを呼んだのが私であることを知っています。なぜなら、数々の人生を通して私に集中し、それぞれの人生で、彼らはいつも、一人で私に到達する進歩をしています。何も彼らを揺り動かすことはできません。」愛にゆだねられたものについて、バガヴァーン・クリシュナは言います。「彼らは私に属します。彼らは私に親愛の念を抱きます。彼らがいるどこにでも、私は行き、彼らを手に入れます。彼らはずっと私のものでした。彼らは私のものであり、いつも私のものであるでしょう。たとえ彼らが日常の仕事の劇に捕まったとしても、たとえ彼らが外側のありふれた活動という劇の中に捕らわれても、私は彼らのハートの中の愛を呼び覚ますでしょう。私は、彼らがどこから来たのかを思い出させ、彼らのゴールを思い出させるでしょう。このことがマインドにある帰依者たちは、自動的に私の所に来ます。」

そのサトヴィック・バーヴ(純粋な“神聖な感情”または“愛の恍惚”)、霊的な生活に対する願望は、ただ単にこのように起こるものではありません。偶然の一致ではありません。なぜなら、あなたは彼に属し、あなたは彼に親愛の念を抱くからです。これがあなたの中の目覚めの理由です。」
- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月21日

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パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、神の大切な帰依者になる方法を示すことで、とても実践的に、バクティ・ヨーガのさらに深い解説を続けました。

あなたの日常の全ての表現を祈りにしなさい。座って瞑想している時だけではなく、座って祈っている時だけではなく、全ての日々の義務も祈りとしなさい。たとえ座っている時、話している時でさえ、それを祈りにしなさい。冗談を言っている時でさえ、祈りにしなさい。踊っている時も、それを祈りとしなさい。食べている時も、それを祈りとしなさい。
働いている時も。そしてその他の時にも。感覚でもってすることは全て、マインドでもってすることは全て、神の祭壇に捧げる祈りに変容させなさい。

そして・・・ではどのようにそれを行いますか?いつも24時間絶え間なく神のことを思い出していられるだろうとは言いません。あなたはそのことを認識しないでしょう。しかし、たまには彼のことを思い、唱えなさい。たとえ一度「シュリ・クリシュナーヤ・ナマハ」と言うだけでも、たとえ一度「オーム・ナモー・ナーラーヤナーヤ」を言うだけでも、それで十分です。- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月21日


第13章、"クシェートラジュニャ・ヴィバーガ・ヨーガ(“クシェートラ:場所”と“クシェートラジュニャ:場所を知るもの”との違い)では、クリシュナは論議を新しいテーマ(サーンキヤ哲学)で始めます。このやり取りの最も重要なことは、「プラクリティ(クシェートラ)とプルシャ(クシェートラジュニャ)の違いは何か。」ということです。アルジュナは、彼の性質と、神と彼の創造物との関係の中で、自分がどこにいるのかを理解したがります。彼はこのように尋ねます。「体は何でしょう?魂は何でしょう?」パラマハンサ・ヴィシュワナンダは解説の中で、これらの様々なテーマや、この世界で生きながらもそれに属さないでいられるようになる方法を説明します。

「ここでバガヴァーン・クリシュナは、この世界はオフィスのようなものだと言っています。あなたはここにカルマ・ヨーガ、カルマ・ブーミをしに来ています。それからあなたは家に帰らなければいけません。あなたはこの世界には所属していません。あなたはこの世界から来たのではありません。あなたは最高神の世界に属しているのです。あなたはに属しています。なので私たちはを最愛の人、最愛の神と呼ぶのです。なぜなら魂はいつも最愛の方といることを望み、恋人はいつも最愛の方といることを望むからです。あなたの魂は、神の永遠の恋人です。そして、恋人として、いつも最愛の方と一緒にいることを望むのです。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月21日

「賢い人は、全ての背後にいるのは、主だけであると知っています。彼は何をしようと、それは正しい理由のためであり、あなたのハートの中心に座しているのは彼だけです。ですから、ハートはとてもユニークなのです。ハートはとても特別です。ハートは神自身の現れです。あなたが愛を感じるのはハートからです。あなたが彼に会うのはハートからです。あなたが彼と語らうのは、ハートにおいてです。あなたが彼と一つになるのはハートにおいてです。私が今話しているのは、肉体的な心臓のことではありません。私が話しているのは、ハート・チャクラ、体の中にある宇宙のハートについてです。」
- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月21日


第14章では、クリシュナはアルジュナにサーンキヤ・ヨーガ哲学を教え続けます。そして、クリシュナ神が3つのグナ(マインド、体、意識をコントロールする原理または「傾向」):サットヴァ、ラジャス、タマスに焦点をあてるのは、この章です。クリシュナ神は、これらのグナが全てのプラクリティ、物質的な現れに行き渡っており、それと同時に、創造物の性質を形作っていると説明しています。

パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、第14章の一番大切な節は、最後の26節だと言及しました。「一貫した愛と敬愛でもって私を愛し、私を得ようと努力する人も、3つのグナを超えていきます。そして彼もブラフマンになる準備が整っています。」このクリシュナ神からの引用句に関して、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは次のように言いました:

「自らの帰依者たちに彼自身を与えるのは神、彼自身です。おわかりのように、帰依者たちは、いつもマスターにゆだねていると思っています。実際のところ、違います。逆です。帰依者にゆだねているのはマスターなのです。帰依者を自分たちのレベルまで引き上げるために。」
- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月21日

ギーター・コース6日目では、それぞれの参加者の霊的道に対する理解が、もっともっと深まっていきました。しかし、パラマハンサ・ヴィシュワナンダが思い出させてくれたように、教えを実践していくのは、それぞれの人たちです。私たちが、マスターに全てをゆだね、神の名前を絶え間なく唱えていられますように!

ジェイ・グルデーヴ


ギーター・コースの間、多くの参加者のための偉大な資料は、新しいシュリーマド・バガヴァッド・ギーター:韻文と訳本 です。この本は、英語の訳がついたバガヴァッド・ギーターのサンスクリットの韻文を含んでいます。特定の部分についてのパラマハンサ・ヴィシュワナンダの短い引用文、マハーバーラタの家系図、サンスクリットの発音の解説も含まれます。次のサイトからこの役に立つ本についてもっと知ることができます。


2016年8月24日水曜日

バガヴァッド・ギーター・コース:第5日目


神に焦点を合わせたマインドの人たち、神を心から愛することに集中したマインドの人たち、いつでも愛に夢中になっている人たちは、彼らが座って瞑想する時はいつでも、彼らはハートの内の神に気づきます。

「誰のことも判断しない人たち、私が全ての人や物の源であるということを知っている人たち、弱きを守る人たち、罪のない動物たちを守る人たち、彼らは私のところに来て、私は彼らを敬愛します。私は愛を通して私自身を明らかにします。永遠に私に気づき、私を感じ、私の臨在を楽しむ至福へと愛を変容させていきます。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月20日

バガヴァッド・ギーター・コース5日目は、神の栄光に焦点を当てました。一日中、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、クリシュナ神がアルジュナに神の偉大さと彼の宇宙的な現れを明らかにし始める章、第10章と第11章の両方を解説しました。

バガヴァッド・ギーターの第10章は、「ヴィブーティ・ヨーガ」(顕現のヨーガ  - 神の栄光)と言われています。第7章と第9章と同じようにこの章では、クリシュナが、彼の宇宙の支配者としての神の性質についてもっと掘り下げていきます。愛の関係性を通して、人は彼の恩寵を手に入れることができると教えています。アルジュナはクリシュナに、世界でどのように彼に気づくことができるのかも尋ねました。アルジュナの熱望に対しての返答の中で、章の後半、クリシュナが、彼の栄光(ヴィブーティ)を一連の詩的な描写で表現し、どうしたら彼を知ることができるかを示します。


「『礼拝の中では、私はジャパです。』ここで再びバガヴァーンは、あなたができる一番の祈りは何かについて話します。それは、彼の名前を唱えることです。唱える行為自体が、神です。そんな訳で、私が最初の頃言っていたように、あなたが神の名前を授けられた時には、すでに神があなたと共にいます。

あなたがチャンティングしている時、あなたは彼のことを考えています。あなたがどこへ行こうと、彼の名前と一緒に吸い込む1つ1つの呼吸は、あなたの側に寄り添う彼です。ここでバガヴァーンは、マントラ・クリヤ自体が偉大な犠牲的行為だと言っています。神の名前のチャンティングを通して、人は彼に気づくでしょう。そのシンプルな捧げ物を通して、なんてシンプルでしょう、ただ名前を唱えることで。なぜならチャンティングの行為が彼自身だからです。そういう訳で、ジャパムが最も偉大な礼拝であると言ったのです。

なので、礼拝の中で、全ての祈りや儀式の中では、神の名前のチャンティングは、最重要です。なぜなら、チャンティングの行為、その礼拝の行為は、彼自身だからです。ですから、あなたが唱える時、マインドは完全に平和になり、すっかりリラックスします。神の名前を唱えることによって、あなたのマインドは進歩して最上位の階層、最上の状態である至福まで登りつめます。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月20日


第11章では、神のヴィブーティ(栄光)についての詳細を聞いた後、アルジュナの願望はもっと激しいくなりました。その結果、アルジュナは、創造の背後に隠れている「アヴヤクタ・ムルティ」を見たがります。これはギーターのクライマックスで、アルジュナはクリシュナの宇宙の姿、最高神の宇宙体を直接見ます。

クリシュナ神がアルジュナに明らかにしたこの宇宙の姿、ヴィシュワ・スワループを見て、彼はショックを受けます。神の一瞥は、これまで想像できたどんなものをも超えていたので、アルジュナを混乱させ、恐怖を抱かせました。


「あなたのマインドの中で、あなたは何らかの神のヴィジョンを創りますね。しかし、それは現実ではありません。それは神ではありません。あなたは、神の制限を創ります。凄いと思えるような神や、「オッケー、こんな感じの彼が好き。」と感じることができる神を。それは本当です。全世界で、人びとはこのように思います。全ての人が神について語ります。しかし、彼ら自身が共感を覚えることができる神について語ります。全ての人は、心地よく感じられる神のイメージを創ります。そして、それで心地よく感じると、今度は,、その神についての自身の小さな天国を創ります。そして泡の中に入って、「これだ!私の神は他の神よりいい!」と言います。

そしてあなたはあるイメージを創り、そのイメージの中に自分自身を閉じ込めます。しかし、現実が本当にあなたを襲うと、その泡は破裂します。その時、あなたはその現実に直面します。「あぁ!」あなたは神を切望します。あなたの中にあるイメージを切望します。しかし、至高の神彼自身があなたに「あなたがマインドに作り上げたその現実、私は最上でありそれより遥かに強い、それより遥かに広大である」と言って見せる時、あなたはショックを受けるでしょう。なぜなら、それはあなたのコントロールを超えているからです。あなたがマインドで創り上げた小さな神は、あなたのコントロール下にあります。しかし、至高のものはそうではありません。現実は違います。それが今アルジュナに起こっていることです。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月20日

バガヴァッド・ギーター・コース5日目は、それぞれの参加者に、実際は、神は私たちにとって神秘ですが、グルの恩寵を通して彼を明らかにされることを思い出させました。ちょうどクリシュナ神がアルジュナに神のヴィジョンの祝福を与えたように、それぞれの弟子や帰依者に対するグルの役割も、同じです。それは、神の名前のチャンティングを通してマインドを浄化すること、そして全創造を治める究極の実在を明らかにするタイミングを、サットグルは知っていると信じること、それはそれぞれの人にかかっています。ジェイ・グルデーヴ!

「帰依者は愛の状態で全てを行います。そして人が愛の状態にいる時、彼らのハートやマインドの中には判断がないのです。『あなたが何をしている時も私を思い出しなさい。あなたの行動の結果を全て私に捧げなさい。私が至高の神彼自身であること、私が目標であること、私が最高の魂であることを知りなさい。』神の名前をいつも思い出し、唱え、内省し、熟考し、瞑想し、神の栄光を瞑想し、彼が行ってきたリーラを瞑想しなさい。彼が私たちのハートの中に置いた美徳を瞑想しなさい。そのようにすれば、あなたは高まり、内的な平和や満足を得て、神ご自身が、あなたの中に自身を明らかにするでしょう。彼はあなたに彼の内的ヴィジョンを与えるでしょう。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月20日


ギーター・コースの間、多くの参加者のための偉大な資料は、新しいシュリーマド・バガヴァッド・ギーター:韻文と訳本 です。この本は、英語の訳がついたバガヴァッド・ギーターのサンスクリットの韻文を含んでいます。特定の部分についてのパラマハンサ・ヴィシュワナンダの短い引用文、マハーバーラタの家系図、サンスクリットの発音の解説も含まれます。次のサイトからこの役に立つ本についてもっと知ることができます。

2016年8月23日火曜日

バガヴァッド・ギーター・コース:第3日目


バガヴァッド・ギーター・コース3日目、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、合計4つの章を解説をしました。それは、第4章から第7章です。


第4章は、「ジャーナ・ヴィバーガ・ヨーガ」と呼ばれています。その前の章は、カルマ・ヨーガで、クリシュナ神がアルジュナに、義務を果たす必要があること、感覚やマインドを超えて行く必要があることを教えました。第4章では、クリシュナ神はアルジュナに、カルマ・ヨーガの実習中どのような気づきを持つべきかについて教えながら、どのように行為を行うかの知識に深く入っていきます。シュリ・クリシュナは、ジャーナ・ヨーガとカルマ・ヨーガを組み合わせることによって、行為の結果に執着しないだけでなく、常に神を意識しているべきであるということを本質的に教えます。

「義務を果たしなさい。そしてそれから自由でありなさい。義務を果たさないこと、全てのことを放棄すること、自分の義務から逃げることでは、マインドの平和はもたらされないでしょう。なぜなら、あなたのマインドがまだそのことに執着しているであろうからです。会話をする2名の友人の、この美しい話を紹介しましょう。彼らは、バグワット・カータ(バガヴァッド・ギーター講義)を聞きに行こうとしています。そしてバグワット・カータに行く途中、売春宿を通り過ぎます。2人の内の1人が彼のガールフレンドを見つけました。そこでガールフレンドが言いました。「ここにいらっしゃい。」彼はそこに行きました。そのためもう1人はバグワットに行きました。

ガールフレンドについて行った1人のマインドは、ずっとバグワットにいました。彼は心の中で、クリシュナのことを考え続けていました。それにもかかわらず、バグワットに行ったもう1人は、バグワットで座っている間中ずっと、話を聞いている間中ずっと、聞いているふりをしているだけでした。彼のマインドはそこにはありませんでした。彼のマインドは、売春宿にありました。それではここでは誰がほんとうに放棄していたのでしょう?バガヴァーンが言っていることはなんでしょう。わかりますか?放棄とはマインドの状態です。行動を起こしなさい。やるべきことをしなさい。しかし、マインドは神に焦点を合わせていなさい。」ー パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ、2016年8月16日


第5章は、カルマ・サンニャーサ・ヨーガで、第6章は、ディヤーナ・ヨーガで、クリシュナがアルジュナにヨーガの道を、神との合一を成し遂げる道を教え続けます。第5章では、アルジュナにとっては、行動の道が最善であり、このヨーガを通してマインドが浄化され、神を瞑想することができるようになると、クリシュナは何度も繰り返し言います。第6章でシュリ・クリシュナは、どのように神を瞑想すべきかどのようにマインドをコントロールしていくことができるのかを説明し始めます。第6章の中で、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、霊的共同体、霊的家族の大切さについても言及しました。

「あなたの霊的家族、霊性の道を見つけなさい。それは、バガヴァーン・クリシュナが今まさにここで言っていることです。あなたの真の家族は血縁の家族ではありません。あなたが、血縁の家族のもとへ生まれたのは、血縁の家族たち、その魂たちとの間に、あなたが持っているカルマをなくすためです。彼らはあなたが霊性の道を進むことを助けるか、もしくはあなたを道から遠ざけます。しかし、一旦この知識、この衝動、この願望が起こると、あなたはマスターの御足に隠れ場所を見つけなくてはいけません。あなたは御足に、マスターの恩寵に隠れ場所を見つけるべきであり、マスターの家族があなたの家族になります。そしてこれが霊的な家族です。」ー パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ、2016年8月16日


第7章、ジャーナ・ビジャーナ・ヨーガを読。クリシュナ神は、魂の永遠不滅の性質について説明します。カルマ・ヨーガを通してどのようにこの世界で活動していけばよいのか、マインドをどのようにコントロールすべきなのかについて、アルジュナに説明することによって、第7章でクリシュナは今や個人的な神として自分自身を描写し始め、どのようにしたらバクティを通して彼を達成できるか説明します。この章の解説で、神の恩寵を得るためには、ゆだねることが大切であることに言及しています。

これらの3つのグナが生み出した執着のために、あなたは、マーヤのコントロールされたままでいます。しかし、目覚める方法が1つあります。たった1つの方法、それは、私にゆだねることです。私にのもとへ寄ってくる人びと、私の元に避難する人びと、私が与えるものを真に知っている人びとは、3つのグナのサイクルから自由です。なぜなら、私はマーヤに影響を受けないので、私にゆだねた帰依者たちは自由です。マーヤが彼らをコントロールすることはなくなります。私の名前を唄う人びと、何としてでもマインドをコントロールしようと試みる人びと、自分自身を完全に忘れて私の奉仕に没頭する人々、私のことだけ考える人びと、彼らは私の帰依者たちであり、グナを越えていきます。

グナは彼らになんの影響も与えません。なぜなら、彼らは私のようになっているからです。私が彼らを照らし始め、彼らは、私の神の性質、宇宙の性質を反射し始めます。私の宇宙の性質が輝いている場所では、マーヤの力は及びません。ここでバガヴァーンは言います。「私がそれをコントロールしています。たとえマーヤが全てをコントロールしているように見えても、私がマーヤの主です。私が彼女をコントロールしています。」ー パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ、2016年8月16日


全体として、バガヴァッド・ギーター・コースの3日目は、パラマハンサ・ヴィシュワナンダの知恵と愛と恩寵に溢れた広範囲に渡る一日でした。スワミジは、私たちのマインドの想像が決して及ばぬほど深い知恵を絶えず与えてくれます。これらの言葉は、熟考され、心から受け止められた時、神への魂の旅に変容をもたらします。なぜなら、その言葉は、私たちが神と呼ぶ神意識に、いつでも浸かっている存在の恩寵が、こめられているからです。ジェイ・グルデーヴ!


ギーター・コースの間、多くの参加者のための偉大な資料は、新しいシュリーマド・バガヴァッド・ギーター:韻文と訳本 です。この本は、英語の訳がついたバガヴァッド・ギーターのサンスクリットの韻文を含んでいます。特定の部分についてのパラマハンサ・ヴィシュワナンダの短い引用文、マハーバーラタの家系図、サンスクリットの発音の解説も含まれます。次のサイトからこの役に立つ本についてもっと知ることができます。

バガヴァッド・ギーター・コース:第4日目



「おわかりのように、唱えることによってのみです。他はありません。だから簡単です。どれだけ霊性が簡単かおわかりでしょう。自身に気づくことはいかに簡単でしょう。全然難しくありません。全ては、オーム・ナモー・ナーラーヤナーヤ:その神の名の元にだけあります。」-パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月19日

バガヴァッド・ギーター・コースの4日目は、クリシュナ神の言葉のパラマハンサ・ヴィシュワナンダによる簡略化した説明が特徴的でした。第8章と第9章を迅速に済ませ、その夜は21:30という「早い」時間に終えました。一日を通してパラマハンサ・ヴィシュワナンダは、神に真摯に献身している人にとっては、霊的道はどれほど簡単であるかを説明し、思い出させました。

第8章は、アクシャラ・ブランマ・ヨーガとタイトルを付けられており、この章では、クリシュナ神がアルジュナに、死ぬ時にいかに神に到達することができるかを説明しています。人生の最後の瞬間、神にマインドを固定させることができるのが真の帰依者であるということを、教えています。アルジュナは、この発言に対する返答で、もっと知ることを要求します。


「物質の制限を越える時、小さな物事をあれこれ考えるのを止める時、神は彼らに真実を明らかにし始めます。そして、真実はハートの中に明らかにされます。他の宗教では、聖霊とのコミュニオンと言います。あなたの内側にいるあの聖霊のことであり、キリスト教においては、聖霊との親交と言います。鳥が来て、あなたの頭の上に座り、巣を作るという風に思わないように。違います。ハトは、あなたの頭に飛んでくるのではありません。コミュニオン(親交)は、ハートの中で起こります。あなたの魂と、全ての魂の魂であるスーパー・ソウルとの親交です。あなたはマインドを活用し、マインドを浄化し、ハートにアクセスしようとしますね?そしてマインドとハートが融合した時、別の何かが出てきます。

あなたが知性を利用する時、マインドが浄化されて知的になった時、知性はハートに入っていきます。そこで目覚めるものは、意識、魂の意識です。それから魂は自身を明らかにします。ですから、意識は魂の内に位置しており、次に魂が明らかにります。意識が浄化される時、魂が明らかになります。しかし、魂が浄化される時、スーパー・ソウル、最高の魂が明らかになります。それが、ヨハネの黙示録が表していることです。神の至福に完全に夢中になっている人たちには、神がご自身を明らかにされます。」-パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月19日


何度となく、第8章でクリシュナ神はアルジュナに、ひたむきに彼に焦点を合わせるように言います。パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、ギーターのこの部分を、とても実践的な方法で説明しています。

「ここでバガヴァーンは、彼自身偉大なセラピストになっていきます。おわかりのように、魂のセラピストです。セラピストという姿で、偉大なセラピーを行っています。彼が行ったセラピーで彼は言います。「私にあなたのマインドを預けなさい!私にマインドをゆだねなさい。」ご存知のように、セラピストはあなたにたくさんのことをするように言います。違いますか?

ここで彼も同じことをします。偉大なセラピストとして彼は言います。「あなたのマインドを私に集中させなさい。日々の仕事で動けなくならないように、真実でないものの奴隷にならないように、私の名前を唱えなさい。簡単です。何もする必要はありません。あなたのマインドを私に据え、私の名前を唱えなさい。簡単です!私があなたにしてほしいことは二つしかありません。あなたは、この二つのことだけするのです。この二つのことだけで、あなたは永遠に幸せになり、至福を獲得し、永遠の平和を得ることを私は約束します。私にあなたのマインドを預けなさい。あなたは自分のマインドをどう扱っていいのか知りません。私はそのマインドをどのように扱えばいいのか知っています。一旦私にマインドを預け、唱えなさい。」

マインドを預けるということは、聖典を勉強することを意味します。その知識に深く入って行きなさい。マインドに正しいものを与え、マインドのネガティヴなものを光に変容させていきなさい。-パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月19日


シュリーマド・バガヴァッド・ギーターの第9章は、「ラージャヴィッディヤー・ラージャグフヤ・ヨーガ」と呼ばれていて、王者の知恵、王者の秘密です。第9章では、クリシュナは、第7章で見られるテーマ、彼の神性の性質について、そして真のバクティ(献身)で彼にどのように近づいたらいいかについて、さらに詳しく解説しています。クリシュナ神は、全ての創造物に存在すること、彼自身至高の神であることを説明し、彼にゆだねているバクタは、彼の恩寵を手に入れるだろうということを続けて言っています。

「ここで至高の神彼自身が尋ねます。おわかりのように、彼は懇願しているようです。『私はあなたにそれをするようお願いしています。私に献身しなさい。私のためにではありません。あなたのためなのです。あなたのマインドを私に集中させなさい。私があなたのマインドを欲しいからではなく、それがあなたの望みだからです。あなたはマインドの平和を望んでいます。マインドの平和が欲しいのですよね?これがマインドの平和を手に入れるための方法です。私を礼拝しなさい、私に奉仕しなさい、このようにマインドを従事させなさい、究極のゴールとして私をみなしなさい。私が究極のゴールだということを知りなさい。私が神自身だということを知りなさい。私がヴェーダが物語っているブラフマンです。このヴェーダ、この知識を与えたのは私です。目覚めなさい。あなたのハートに、私のことを考えさせなさい。なんの疑いもなく、もしあなたのマインドが私に向いているなら、あなたのハートが私に向いているなら、あなたの体が私に奉仕するならば、あなたは私を手に入れるでしょう。』

ここでバガヴァーンは、これだけが完璧への最高の道であると言っています。ゆだねることが、完璧へ至る、平和へ、真の幸せへ、無駄な執着から自由なコントロールされたマインドへ至る唯一の道です。自分の瞑想を、人生そのものを、自分のするどんなことも、主への瞑想となるようにしなさい。肉体、マインド、知性を超越する人たちは、永遠に彼と共にこの上なく生き、至福の中で永遠に生きます。」-パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月19日


4日目は、第9章の最後の節で終わりました。「あなたのマインドを私に集中しなさい。私に献身しなさい。私へ礼拝を捧げなさい。私に頭を下げなさい。このようにマインドを従事させ、私を最上の目標として私をみなせば、あなたは私のところに来るでしょう。」- クリシュナ神(第9章34節)パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、この節と章についてとても特別なことをはっきりと言って、その夜を終えました。

この最後の節と最後の章を瞑想しなさい。なぜなら、最も美しい章の一つだからです。それを吸収しなさい。もしあなたがこの章だけに集中したなら、愛と献身があなたの中で育っていくでしょう。-パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月19日


ギーター・コースの間、多くの参加者のための偉大な資料は、新しいシュリーマド・バガヴァッド・ギーター:韻文と訳本 です。この本は、英語の訳がついたバガヴァッド・ギーターのサンスクリットの韻文を含んでいます。特定の部分についてのパラマハンサ・ヴィシュワナンダの短い引用文、マハーバーラタの家系図、サンスクリットの発音の解説も含まれます。次のサイトからこの役に立つ本についてもっと知ることができます。

2016年8月22日月曜日

バガヴァッド・ギーター・コース:第2日目


「戦士や英雄の力強さから堕落してはいけない。おお、パールタ! それはあなたに相応しくない。このつまらない心の弱さを捨てて立ち上がれ、おお、敵に天罰を下すものよ!」 主クリシュナ、シュリーマド・バガヴァッド・ギーター、第2章3節

バガヴァッド・ギーター・コースの2日目は、ちょうど前日の続きから再開しました. パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、クリシュナ神が「自己の知識」を明かし始めた第2章の半ばから解説を始めました。先日私たちは、アルジュナが「がっかりした」状態、マハーバーラタの戦いで戦いたがらない状態を経験しているのを見てきました。クリシュナ神は、忍耐強く彼の言葉を聞きました。そしてアルジュナは、すっかり混乱して、親愛なる友に助けを求めました。


「なんの期待もなく、彼らはこれを惜しみなく全てに放射し、暗闇に座っている人たちのための灯火となります。彼らは暗闇に座っている人たちの導き手となります。そうして彼らも同様に自分の光を輝かせ出せるように。そしてこれが帰依者の仕事であり、バクタの仕事です。一旦神の愛の甘さを味わうと、彼らは十分に強くなるので、他の人たちが光を見つけるのを手伝うべきです。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月17日

第2章を他の全ての章の中でもユニークなものにしているのは、ここでクリシュナが、グルの役割を担うところです。ここまでは、アルジュナはクリシュナを友人、従兄弟としてしか見てきませんでした。しかし今や、クリシュナはグルの役割を担い、アルジュナに、どのような態度で人は義務を果たすべきか、そして結果に無執着でいる方法を説明をします。第2章は、ギーター全体の要約のようにみられます。


「マインドを集中させなさい。どのようにマインドを落ち着かせることができるでしょう?」クリシュナは示しながら言いました。「私にマインドを固定させなさい!」彼は、虚空や空虚さに固定するようには言いませんでした。彼は言いました。「見なさい。私はあなたの目の前にいます。私は形を持っています。私は単なる概念ではありません。私は目に見えます。私に焦点を合わせなさい。私の足にマインドを置きなさい。」これは、どのようにサーダクやバクタ、帰依者が、マスターの御足にマインドの焦点を置くべきかということです。彼らは、彼らの内側にグルが座していることに気づくべきです。マインドを走り回らせないことです。何をしていようとも、決して一人ではないという気づきと共にするべきです。グルと神は、常にあなたと共にいます。そしてあなたが瞑想する時には、グルと神が自分の内側に座していることを気づくべきです。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月17日

スワミジは、第2章の解説を正午頃終え、カルマ・ヨーガ(行為のヨーガ)についての第3章を始めました。第3章では、アルジュナは何をすべきかわからない:戦うべきか戦わざるべきか、ということを言い表します。クリシュナ神は、行為は他の人への奉仕であるべきであり、悟った魂でさえも行為は行うものであることを説明し、カルマ・ヨーガに深く入っていきます。願望の根本原因の説明をすることにより、クリシュナ神は、その願望が変容し、「自己」の知識に気づくまで、人はカルマ・ヨーガを行うべきである、ということを第3章で教えます。


「この世界に具現されている肉体のために、あなたの構造ができています。外側の世界との間の交信役として感覚器官を持っています。あなたは、この外側の世界に住んでいます。あなたは全てのことを外側で行っています。なのであなたは感覚を使います。そういう訳でここでは、感覚が最高のものだと言われています。なぜなら、これは直接あなたがもっと使っているものだからです。しかし、マインドは感覚より優れています。マインドは感覚をコントロールし、感覚は体をコントロールします。なので、マインドは感覚よりも優れているのです。それぞれが重要であり、「自己」のゲームの中で、それぞれが自分が演じる役割を担っています。ですから、あなたが体や感覚を見ている時、感覚からマインドへ、マインドから知性へ、知性からハートへ、ハートから意識へ、意識から本質へ、本質からより高い本質(ハイヤー・セルフ)へ、より高い本質(ハイヤー・セルフ)から神自身へこれは、この逆行する状態を、あなたは経ていきます。ですから、少しずつのコントロールで、あなたは成長していくでしょう。」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月17日

前日のコースと同じように、真夜中近くに終了しました。
パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、参加者に解説を続けてほしいか、それとも次の日まで待ちたいか尋ねました。沈黙の返答で、長い一日で消化すべきたくさんの知識を得たという共通の同意がありましたが、マスターは、まだまだエネルギーに溢れ、もっと与える準備がありました。2日目は、キールタンとタクルジに対するアラティで終了しました。ジェイ・グルデーヴ!


ギーター・コースの間、多くの参加者のための偉大な資料は、新しいシュリーマド・バガヴァッド・ギーター:韻文と訳本 です。この本は、英語の訳がついたバガヴァッド・ギーターのサンスクリットの韻文を含んでいます。特定の部分についてのパラマハンサ・ヴィシュワナンダの短い引用文、マハーバーラタの家系図、サンスクリットの発音の解説も含まれます。次のサイトからこの役に立つ本についてもっと知ることができます。


パラマハンサ・ヴィシュワナンダ:愛の知恵

2016年8月20日土曜日

バガヴァッド・ギーター・コース:第1日目




パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダによるバガヴァッド・ギーター・コースの最初に、これからの数日の基調を定めました。
参加者は午前10時に着席し、霊的教師の到着を待ちました。バジャンを歌った後、スワミジが到着され、コースが公式に始まりました。



「あなたがマスターのところに来る時には、満たしてもらえるように空の容器で来なくてはなりません。受け取るためにマインドは空でなくてはいけません。最大限に恩恵を受け取るために、進んで変わろうとする意欲がないといけません。自分が失うことについては考えず、自分が受け取れるものについて考えなさい。なぜなら、あなたが失うものについてすでに考え始めたら、あなたは何も得ることがないからです。なぜなら、霊的な道においては、あなたは外側の全てのものを失うかもしれないからです。しかし、実際には全てを手に入れます。何かを持っている人以上に。

ここでは、アルジュナは全てのものを失います。彼は座って泣きます。「私は何を失うのだろう?」隣に立っている方のことを忘れてー 最高の神ご自身の隣に座っていることを忘れて。しかし、他の誰のところに行けるというのでしょう?彼は唯一の友達です。彼はあなたのことを真に気にかけている唯一のほんとうの友達です。他にはいません!神とグルだけが、あなたの世話をしてくれる唯一の存在です。残りの人たちは、単なるドラマ、あなたが身を置いているドラマです。

バガヴァーン・クリシュナは、ここでアルジュナに対してそのドラマを明らかにします。「全てはドラマで、真実のものは何もありません。」あなたが身を置いている全ての関係性。どんな関係でしょう?友達関係、関係、他には?礼拝、パートナー関係、母子関係、父子関係、あらゆる種類の関係(~シップ:船)は沈んでいきます。ですから、このような関係に乗り込まないことです。。グルとの関係性(グルシップ)にだけ乗り込みなさい。そのボートに乗ればあなたは安全です。」ー パラマハンサ・ヴィシュワナンダ  2016年8月16日


コースの初日、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、18ある各章を手短に要約しました。そして、これから網羅する内容を、深遠に垣間見させてくれました。マハーバーラタと、アルジュナとクリシュナ神との間の素晴らしい会話の背景を示すことによって。スワミジは、ギーターに関する状況設定への包括的なイントロからコースを始めました。



クルクシェートラの戦いの後、一人の人物が急いで戦いを見にきました。その場に到着し、辺りを見回したところ、そこには何もなく、何も見ることができませんでした。クルクシェートラでは、今日でさえ何も育ちません。彼は荒廃した砂漠を左右に見渡し、「ここで戦いがあったのか?」と言いました。手に土を握りしめ、何殺された千もの全ての兵士や流された血を見ようとしました。しかし、大地は完全に乾いており、砂漠でした。「間違ったところに来てしまったんだろうか?何が起きたんだろう?幻なのか?クリシュナが全てを消してしまわれたのか?」と思い始めました。

その瞬間賢人が現れて言いました。「いいえ、親愛なる者よ、あなたは正しい劇場にいる。間違ってはいない。しかし、どのようにそれを見、何を知覚するかには違いがあります。そこで彼は質問しました。「どのように戦いは起きたのですか?」賢人は答えました。「まだ起こっています。」彼は聞きました。「どのように?」すると賢人は彼に触れ、彼を違う領域に連れていきました。外側ではなく、内側に。そこで彼は内側の自分の苦闘を知覚しました。この戦いに気づきました。クルクシェートラはこの場所です。違いますか?そこで彼は、この内側のマインドとハートの戦いを体験しました。どちらが勝利しますか?クリシュナの御足にひれ伏し委ね、そこに庇護を求めた人たちは、何があっても勝利するでしょう。たとえこの世界が全滅し、この宇宙が全滅したとしても、彼にゆだねた人たちは必ず勝利します。これがギーターの中の彼の約束です。」ー パラマハンサ・ヴィシュワナンダ  2016年8月16日



パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、各章の要約をした後、この状況を取り巻く背景について話しました。スワミジは、夜の部の後半は1章と2章のほぼ半分を解説しました。夜の終わり、ほぼ深夜でしたが、初日は広範囲にわたる豊富な内容でした。

外側の世界にだけ住む人たちは、幸せを探していても、彼らの幸せはいつもこちらからあちらへと移るでしょう。彼らはこの内側の満足を得ることは決してないでしょう。なぜなら、外側の真実は、あなたの探し求めている満足を与えてくれることが、決してないからです。カウラヴァ兄弟は、探し、戦い、いつも何かを求める外側の真実を表しています。しかしそれは、とても短期間の喜びと長期間の惨めさをもたらす、表面的な喜びをもたらす、全て物資的な、外側のものです。完全に満足するものとは、神との関係性を達成し気づいた魂です。そしてここが、人が真の満足を見つける場所です。表面的な満足ではなく、永久不変の永遠の満足です。この満足の目的のために、バガヴァーン・クリシュナは「あなたのマインドが理解しているその現実から離れ、本当のあなたである別の実在へと移りなさい。」と言いました。ー パラマハンサ・ヴィシュワナンダ  2016年8月16日

ジェイ・グルデーヴ!

ギーター・コースの間、多くの参加者のための偉大な資料は、新しいシュリーマド・バガヴァッド・ギーター:韻文と訳本 です。この本は、英語の訳がついたバガヴァッド・ギーターのサンスクリットの韻文を含んでいます。特定の部分についてのパラマハンサ・ヴィシュワナンダの短い引用文、マハーバーラタの家系図、サンスクリットの発音の解説も含まれます。次のサイトからこの役に立つ本についてもっと知ることができます。



2016年8月19日金曜日

9月3・4日アートマ・クリヤ・ヨーガ講習会のお知らせ@南阿佐ヶ谷

アートマ・クリヤ・ヨーガ講習会のお知らせ


=東京=

日時:全2日間
1日目:2016年9月3日(土)12:30~19:30
2日目:2016年9月4日(日)13:30~19:30

場所:ヨガスタジオZEN(最寄:丸ノ内線 南阿佐ヶ谷駅)
    東京都杉並区成田東4-10-15
    地図:http://www.yogazen.info/アクセス

お申込み:
申し込みフォームから:http://bhaktimarga.jp/akyform/
直接のお問い合わせ:(Eメール)yota@atmakriya.org (電話)080-5063-6273 

その他どんなご質問でも、お気軽にお問合わせください。

料金:33,000円(税込)

既に1度受講済みの方で、再度受講を希望される方も、歓迎いたします。2日で5,000円、1日で3,000円です。

8月30日と31日には、鷺沼でも講習会が開催されます。

講師の紹介

-上延洋太(うえのべ ようた) 

2002年 バガヴァン・シュリ・サティア・サイババと出会い、霊性の道に入る。
2015年 サットグルのパラマハンサ・ヴィシュワナンダと巡り合う。シュリー・ピータ・ニラヤ(ドイツ)にてアートマ・クリヤ・ヨーガを習う。
2016年 シュリー・ピータ・ニラヤにて、アートマ・クリヤ・ヨーガ講師としての資格を得る。

講師より
「愛は、愛によって始まり、愛によって育まれ、愛に至ると言われています。このアートマ・クリヤ・ヨーガは、1つ1つのテクニックが、愛の表現であると同時に、内なる愛を目覚めさせ、育みます。つまり、アートマ・クリヤ・ヨーガは、それ自体が愛という最終目的地であると同時に、そこに至る道でもあります。それが、アートマ・クリヤ・ヨーガの美しさです。」

アートマ・クリヤ・ヨーガとは



アートマ・クリヤ・ヨーガはサンスクリット語で「魂を意識して全ての行為をなし、自分の真の姿が無条件の愛であることを知る」という意味です。
アートマ・クリヤ・ヨーガはヒマラヤの偉大なヨーギ、マハアヴァター・ババジが何百年という歳月に渡って伝えて来た様々な教えとテクニックであり、5000年前にクリシュナが教えていた当時のヨーガです。

このテクニックはプレマアヴァター・パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダによって受け継がれ、現代向きに調整を加えた後、私たちに伝えられています。
それは神の愛を呼び起こし、身体、精神、そして魂の成長を促進する為に組み合わせられたヨーガのテクニックです。
アートマ・クリヤ・ヨーガのテクニックはマントラ (真言)、プラーナーヤーマ (呼吸法)、 メイン・クリヤ (カルマ解消、チャクラの浄化、純なる愛を得る)、トリニティー瞑想法、 ナーダ・クリヤ (宇宙の神秘な響きに耳を傾けるテクニック)、ムドラー (指、手、身体を 使って行う)、チャクラの開閉、体位体操 (アーサナ)、 オーム・チャンティング (自分や他人、又地球を癒すテクニック) 等から成る包括的なヨーガ体系です。
アートマ・クリヤ・ヨーガの目的は自己実現、神実現にあります。 個人的な実習は欠かせませんが、グループで実習すると、より効果的です。




パラマハンサ・ヴィシュワナンダとの約束

「今日のように、いつであれダルマが衰退しかけた時、不徳が氾濫する時、その時私は、自ら降誕する。」シュリ・クリシュナ:バガヴァッド・ギーター第4章7節


主クリシュナが、バガヴァッド・ギーターをアルジュナへ語った時、彼はアダルマ(不徳)が勢いを増していた時代を生きていました。カムサのような悪魔たちが混乱を引き起こし、クルのような王朝は、不徳な後継者たちの手により、荒廃していました。ゆえにシュリ・クリシュナは、マハーバーラタの戦において、悪魔を倒し、パーンダヴァたちを勝利へと導きました。


今日、私たちはアダルマの蔓延した時代を生きています。人々の内なる悪魔たちが、暴力や残忍な行い、その他のネガティブな行為の中に現れています。パラマハンサ・ヴィシュワナンダが、絶えず声を上げている問題は、動物たちに対する残虐行為です。

スワミをツイッターでフォローしている方々は、人間に消費されるためだけに育てられた動物たちが、どのような待遇を受けているかの現実を、見たことがあるでしょう。

最近、グルプールニマにおいて、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、この件に関して短いスピーチをし、帰依者に1つのお願いをしました。それは、世界中の帰依者たちや人々にも関係するものです。





2016年7月19日グルプールニマからの言葉

SV「ジェイ・グルデーヴ、皆さん!もし私が1つのことをお願いをしたら、守ってくれますか?」

聴衆「はい。」

SV:「約束できますか?」

聴衆「はい。」


SV:「本当ですか?」

聴衆「はい。」

SV:「何人が本当に約束していますか?残りは?(聴衆笑)

その“1つのこと”Tとは、菜食主義を広めることです。人間は動物を殺すべきではないというメッセージを広めることです。約束できますか?」


聴衆「はい。」

SV「よろしい!」


聴衆「(手を叩いて)ハリ・ボール」

SV「自分の舌を満たすために、人間は動物への残虐行為を後押ししています。本当に見るに耐えないものです。平和が欲しいのなら、私たちはマインドを変えないといけません。そうですね?

そしてマインドを変えることは、簡単ではありません。しかし、感覚をコントロールすれば、それが簡単になります。バガヴァーン・クリシュナが、ギーターで言っているように、マインドをコントロールしたいなら、感覚をコントロールすることから始めます。サトヴィックな食物を自分の内側に取り入れ始め、人々がベジタリアンになるよう奨励しなさい。それによって、この変化は、マインドに反映されてくるでしょう。

あなたが自分の内側に入れるものは、マインドにも同様に、とても深い影響を与えます。ですから、この世界のあまりの残虐さは、私たちが摂取しているものにもよっています。一方で、ベジタリアンの人々は、内面にそのような攻撃性はありません。彼らはより穏やかで落ち着いています。こういうところに、いかに人がマインドの状態を変えられるか、そして自分の考え方を変えることができるか、はっきりと見てとることができます。それはよき世界のために。平和と愛に満ちた世界のために。それゆえ、まだベジタリアンでない人は、どうかベジタリアンになってください。皆さんそうですよね?あっていますか?」

聴衆「はい。」

SV「よろしい。さあ、今約束しましたね?」
聴衆「はい。」

SV「あなた方を追いかけて背中をつつくようなことは、しなくて良いことを願っています。まあ、母なる自然が、それは私のためにやってくれるでしょう。自分自身でやる方が良いでしょう。もし、彼女がそれをやると、彼女は彼女なりのやり方がありますから。マーヤ・デーヴィーは、とても強力です。皆さん知っていますね?彼女に追われないようにしなさい。私としたこの約束のために、変わりなさい。善良なものが、あなたのもとに来ることに気づくでしょう。
 


母なる自然の祝福が、あなたへと流れるでしょう。それと一緒に、ギリダーリジの恩寵と祝福までも。なぜなら、彼は動物たちの偉大な守護者だからです。何度も、主は動物の姿をまといましたね?今夜は、デーヴィー・ラーニー、バヴァ-ーニ、そしてシェンがマハ・ヴィシュヌの顕現についてのダンスを披露しました。マツヤ、クルマ、ヴァーラハ、ナラシンハについてです。彼らは皆、動物でした。

あなたの肉体は、その完全な輝きと愛とともに、主ご自身が住む寺院です。すべての人に、この神聖さを思い出させ、肉体を健康に保ちましょう。

それがお願いしたい“1つのこと”です。他にはありません。

ジェイ・グルデーヴ




ベジタリアン/ヴィーガンになり、肉を食べない食事を支持することで、人はたちまち、世界が癒されポジティブに変容する助けとなります。総じて個人と世界にもたらされる効果は、目覚しいものです。以下はいくつかの事実です:

2006年のリポートより、国連は食料のために動物を養育することは、世界中の車とトラックを合わせたものより多くの温室効果ガスを発生させると報告しています。1

1キロの肉を生産するために必要は水の量の推定値は、13,000リットル 2 100,000リットル3といわれています。いずれにせよ、1キロの小麦を生産するために必要な水の量が、1,000リットルから2,000リットルということを考えれば、ダメージは明白です。


いくつかの研究により、植物ベースの食事は、新陳代謝を増加し、食後少なくとも3時間においては、肉ベースの食事よりも16%も早く肉体がカロリーを燃焼します4

英国とドイツの大規模な研究により、肉食よりもベジタリアンの方が、ガンにかかる確立が40%も低いことが示されています。5-7  



パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのすべての帰依者が、菜食主義とヴィーガン主義(完全菜食)を広め、地球とその住民が向上する助けとなりますように。ジェイ・グルデーヴ!




「善良なるものの救済と、悪事を働くものの破壊のために、正義の王権を取り戻すために、私は時代から時代へと生まれる。」主クリシュナ、シュリーマド・バガヴァッド・ギーター第4章7節

参照

1. “Livestock a major threat to environment,” United Nations FAO Newsroom, Nov. 29, 2006:http://www.fao.org/newsroom/en/news/2006/1000448/index.html
2. Food and Agriculture Organisation. 22nd March 2007. FAO urges action to cope with
increasing water scarcity. Rome. http://www.fao.org/newsroom/en/news/2007/1000520/index.Html(link is external)
3. Pimental, D., Houser, J., Preiss, E., White, O., Fang, O., Mesnick, L., Barsky, T., Tariche, J.S. and Alpert, S. 1997. Water Resources: Agriculture, the Environment, and Society. Bioscience. 47 (2), 97-106.
4. Saunders, Kerrie K. 2003. The Vegan Diet as Chronic Disease Prevention. New York, NY: Lantern Books
5.Thorogood M, Mann J, Appleby P, McPherson K. Risk of death from cancer and ischaemic heart disease in meat and non-meat eaters. Br Med J. 1994;308:1667-1670.
6. Chang-Claude J, Frentzel-Beyme R, Eilber U. Mortality patterns of German vegetarians after 11 years of follow-up. Epidemiology. 1992;3:395-401.
7. Chang-Claude J, Frentzel-Beyme R. Dietary and lifestyle determinants of mortality among German vegetarians. Int J Epidemiol. 1993;22:228-236.
Facts and References found at: https://www.downtoearth.org/go-veggie/environment/top-10-reasons and http://www.pcrm.org/health/diets/vegdiets/vegetarian-foods-powerful-for-health



シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ日本ダルシャン特設サイト